核シェルター普及率低い日本。核だけではなく地震災害のためにもシェルターの地下設置が望まれます
核シェルターのシェルターの意味合いは避難所ということです。核シェルターとは核からの避難所ということができます。防空壕やトーチカなどは耳にしたことがあると思いますが、私達の日常生活でも核の危険そして核からの避難や防御のためのシェルターの必要性を説く専門家もいて、実際核シェルター設置をビジネスにしている会社もあるようです。
シェルターは様々な意味合いで使われますが、核シェルターは戦略上のシェルターといえます。アメリカで核シェルターは戦争時において一時的に逃げ込むところであり、数千人に及ぶものから家庭用の小型核シェルターまで幅が広いといわれます。
冷戦時に核の恐怖がおこり核シェルターとして個人的にもあるいは公の施設としてもつくられたといいます。このように一般家庭向けの核シェルターも販売されていて、多くが自宅の地下を掘り核シェルターを設置しています。このような家庭用核シェルターは核への不安からですが実際には、自然災害用にも有効になっています。
スイスの家庭用の核シェルターの情報によれば、200万円位のものから人数によって1000から1500万円で販売されていて概ね2週間生活できるようになっています。土地が狭い日本では普及は困難だったわけですが、世界レベルにおける核シェルター普及率をあげてみます。
アメリカが82% イスラエルでは100%、ロシア 78% ノルウェー 98% イギリス 67% シンガポール 54% スイス 100% というデータがあります。これにくらべて日本は 0.02%ということで比較になりません。核シェルター普及率はわずか0.02%。言うまでもなく日本は世界有数の地震国です。
地域の崩壊、大都市の壊滅はありうることに関わらず、シェルターという避難場所に関して個人的には何の対策もしていないと言うことがわかります。国レベルに任せられる問題ではなく、欧米各国のように国民の意識の高揚も必要なようです。核シェルターというと大げさに聞こえますが、ある程度外部と遮断されてもシェルターは確実に必要でしょう。
もしも核兵器が使われたとしたらと核兵器を想定したとき、核シェルターによって放射線や爆風を第一次的には避けることが可能となります。また、核のなどの放射線被曝も避けることに繋がります。この核シェルターを事実として有効たらしめるには、自家発電や燃料、食糧備蓄その他空気や水などのろ過器などの必要性も考えられます。
また非常事態がなくなるまでの間の様々な生活物資や薬等の備えも忘れえてはならないアイテムでもあります。日本においてはあまり関心は高くない核シェルターですが欧米ではかなり避難場所として普及しているといいます。
スイスにおいては法律で設置が義務つけられているといわれます。したがってスイスの核シェルターは100%に近い国民が設置しているといいます。またアメリカでは個人用はもとより公共施設の地下にはほぼ全部というほど核シェルターという範疇を超えてシェルターが設置されているといいます。大陸型の国という歴史的地理的条件から核シェルターの意識が高いと言えそうです。